福島視察

「脱原発をめざす首長会議(http://mayors.npfree.jp/)」主催の福島視察に7/15,16と参加させていただきました。

参加者は、千葉県議員で元・八千代市長の秋葉就一さん、原子力資料情報室の伴英幸さん、元・南相馬市長の桜井勝延さんら15名。  

原発事故の色々な話を聞けて、親睦を深められました。

【7/15】テーマ「汚染水の海洋放出」

東京電力廃炉資料館で東電側から汚染水の海洋放出について説明を受けました。良い機会でしたので、私も意見を述べました。

①IAEAの「海洋放出が人や環境に与える放射線の影響は無視できる」とするのは単なるイメージ。汚染水が海に流れ出たときの分布図して欲しい。その流れに沿って、漁業関係者の合意を得るべき。

②除去できない放射性物質があるなら、「処理水」という言葉を使うべきではない。「一部処理水」「〇割処理水」「ALPS処理水」という言葉を使ってほしい。

希釈するからOKという発想は子供だまし。海は広いな、大きいな♪

物質が溜まてしまうから、東京湾と世界の海の色も違うのだと思います。

風評被害が出たときは、補償金を出すようですが、借り先は国。

原発周辺には田んぼもたくさんありますが、タンクの設置を農家と交渉はしてないとのことでした。

メンバーの懇親会の際、福島の漁獲高は震災前の2割、廃業した場合は補償はされず、新しく漁業を始めた人も補償はされず、出る人と出ない人の間で分裂が起きている実態を伺いました。

【7/16】テーマ「汚染土の中間貯蔵の現状を知る」

中間貯蔵施設を訪問。

環境省の人が丁寧に案内でししてくれましたが、中間貯蔵というより、帰還困難区域に残されている建物が印象に残りました。

 

 

 

マイクロバスから見た「くままち児童館」も新しい感じの建物でしたが、草が生えてしまっています。

原発事故がなければ、ここでは子供たちが楽しく遊んでいただろうと考えると悲しくなってしまいます。

放置されたままの車もたくさんありました。

私の考えは若干、変わりました。

再稼働云々ではなく、原発は全基を即、廃炉にすべきです。

2023年07月17日