気候変動

気候変動がもたらす悪影響について、調べてみました。

【干ばつ】

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の予測ですが、産業革命前に比べて、気温が2℃上昇したときには、世界的に水不足になるようです。水不足は、生死にかかわる問題です。

慢性的な水不足に陥る人口が8億~30億人

【豪雨】

海に囲まれた日本では、水不足より、豪雨が懸念されます。

集中豪雨の発生頻度は45年間で約2.2倍

https://www.mri-jma.go.jp/Topics/R04/040520/press_040520.html

気象庁のまとめですが、それに伴う被害額を国交省が公開しています。

2019年の水害被害額は全国で約2兆1,800億円

出典:国交省https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/r02/hakusho/r03/html/n1112000.html

【ドカ雪】

暖かくなってたので、積雪量は減っています。ところが、温暖化で水蒸気が増えることで、0℃を下回るときに大量の雪が発生します。逆に、ドカ雪が増えることが懸念されます。

ちなみに、北極においては、海氷域面積が減少しています。

出典:気象庁                                   https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/shindan/a_1/series_global/series_global.html

南極は変化がほどんどありません。北極の面積が減った分、南極が増えてくれていればいいのですが、そこまでではないため、地球全体では氷は減っていることになります。

【猛暑】

氷が溶けているのは、暖かくなった証拠です。温室効果ガスがなければ、地球の温度は-19℃。

CO2の世界の平均濃度は、2020で413.2ppm。1750年は278ppmでした。経年変化です。

出典:気象庁                                  https://www.data.jma.go.jp/ghg/kanshi/ghgp/co2_trend.html

近年、日本では、熱中症の緊急搬送者数が増えています。

出典:環境省                                   https://www.env.go.jp/content/900517250.pdf

死者数は、平成30年以降、毎年1000人を超えています。

【将来】

今後は、データを見ればおおむね予測できます。猛暑日の傾向です。

出典:気象庁                                   https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/extreme/extreme_p.html

今後は、ますます熱中症搬送車は増え、死者数は増え、豪雨も増えて、ドカ雪が懸念されるわけです。

努力しても、CO2濃度は増える一方。

環境活動家であろうとなかろうと、皆のさらなる努力が必要なのです。