☀実用新案 ☀

2022年5月2日、実用新案の出願をしました。

書面と図面はWordで自分でを作成しました。

窓を利用して太陽光で発電する技術は以前からあるのですが、直にコンセントで室内につなげる製品は見たことがないので、その組み合わせを特徴としました。

少しでもCO₂削減に貢献したいです。

無償で開放しています。申請はお願いします。

 

 

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】登録実用新案公報(U)
(11)【登録番号】実用新案登録第3238472号(U3238472)
(24)【登録日】令和4年7月20日(2022.7.20)
(45)【発行日】令和4年7月28日(2022.7.28)
(54)【考案の名称】太陽光発電付きサッシ
(51)【国際特許分類】
E06B 5/00 (2006.01)
H02S 30/10 (2014.01)
【FI】
E06B 5/00    Z    
H02S 30/10         
【評価書の請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
【全頁数】5
(21)【出願番号】実願2022-1665(U2022-1665)
(22)【出願日】令和4年5月2日(2022.5.2)
【権利譲渡・実施許諾】実用新案権者において、実施許諾の用意がある。
(73)【実用新案権者】
【識別番号】522199572
【氏名又は名称】竺原 光江
(72)【考案者】
【氏名】竺原 光江

【要約】

【課題】本考案は、地球温暖化防止と電気代削減に繋がる太陽光発電装置を備えたサッシを提供する。

【解決手段】本考案は太陽電池セル4及びポータブル電源を収納できるボックス8及び室内利用のテーブルタップ9を組み合わせた考案で、受光面の透明ガラスと室内面の曇りガラス3が向き合う面に凹みの型を上端から下端、右端から左端まで複数設け、太陽光セル4をブラインド状に差し込み、ボックス8に災害時にも持ち運べるポータブル電源を収納して配線で繋ぎ、ポータブル電源はテーブルタップ9と電源プラグで結合させ、テーブルタップ9をボックス8に装着することで室内に簡単に電力を取り込み、またテーブルタップ9は延長コードを備え、部屋の奥での利用も可能とし、電気代削減と地球温暖化防止に役立てる。

【選択図】 図1

【実用新案登録請求の範囲】 
【請求項1】
 受光面ガラスと室内面のガラスとの中間層に差し込む太陽電池セル、好ましくは単結晶ハーフセルと、太陽電池セルを配線で繋げたチャージコントローラー及び蓄電池及び正弦波インバーターを内蔵したポータブル電源が収納でき、その収納の奥行きはガラスの端までとし、室内面の下向きに開くボックスと、ポータブル電源を電源プラグで結合させた延長コード付きのテーブルタップとを備えた太陽光発電付きサッシ。
【請求項2】    
 前記太陽電池セルは透明ガラスと曇りガラスの中間層で斜めに傾け、2枚のガラスが向き合う面に凹みの型を右端から左端、上端から下端まで水平に、かつ日光が入る幅で設け、凹みに太陽電池セルを差し込み、それぞれのガラスをゴム組成物ビートで囲んで、太陽電池セルの出し入れを可能とした請求項1に記載の太陽光発電付きサッシ。
【請求項3】
 前記テーブルタップは胴部を円筒状に両端の側板部を円状とし、複数の差込口を設けた側板部には凸状の栓を少なくとも3か所以上装着させ、栓の左寄りに穴を設けるとともに、ボックスへの装着を可能とした請求項1または請求項2に記載の太陽光発電付きサッシ。

【考案の詳細な説明】 
【技術分野】       
【0001】
 本考案は、賃貸住宅の窓に太陽電池セルを取り付けて発電ができるサッシに関するものである。
【背景技術】
【0002】
 世界の課題である地球温暖化防止に少しでも協力したいと思っても、賃貸住宅では、共有する屋根の使用はできず、仮に、まとめて屋上に物件所有者が設置したとしても、住民への電力の配分が難しい。
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
 太陽光発電を設置するためには、一軒家ごとに、相当の資金と広い屋根が必要となる。また電力を売電する際に、国民の買い取り負担も生じる。従って、他人への負担を減らしつつ、太陽光発電の普及を目指すためには、使う部屋ごとに、足りる程度の電力を供給することが望ましい。
【0004】
 アパートやマンションの新築時、サッシの取り付ける際には、コストが生じる。太陽光発電装置を設置しようと思うと、また別でコストがかかる。従って、どちらにしても設置するサッシを利用することで、全体のコストを抑える。
【0005】
 住宅では、プライバシーを守るため、日中は明るくても、窓をカーテンで隠し、電気をつけるが、結局、電力が無駄に使われ、温室効果ガス排出を促し、再生可能エネルギーを提供する電力会社を選んだとしても、火力中心よりも割高になる。窓の意味がない。従って、より高効率のエネルギー供給を目指すなら、再生可能エネルギーによる発電に加え、自然光を取り入れて、エネルギー消費を抑える配慮も必要となる。
【0006】
 装置の故障の際、重いサッシを1人で移動させるのも困難で、ケガの心配もあり、メーカーへの配送もしづらい。仮に配送できたとしても、サッシを取り除けば、替えのサッシやパネルが必要となる。従って、修理業者が現場で立ったまま簡単に修理ができる工夫をすることで、故障時の放置を防ぎ、結果、製品を長期に渡り使用可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
 本考案は、狭い日本の中で有効なスペースを活用するため、窓のガラスとガラスとの間(2)に太陽電池セルを固定させ、ポータブル電源は、ボックスに収納して部屋をすっきり見せ、災害時でも持ち運びできるようポータブル電源に取手をつけ、手間のかかる設置工事費を省くために、サッシから直接、室内へ電気を供給する。
【0008】
 テーブルタップは円筒状の胴部と両端に円状の側板部を設け、胴部には延長コードを巻
回させ、一端の側板部には栓を付け、これまでのコンセントの技術を応用しながら、栓を使用してボックスに装着させる。
【0009】
 受光面のガラスは透明に、室内面のガラスは曇りガラスにすることで室内を隠してカーテンを不要とし、2枚のガラスを利用することで断熱し、ガラスが向き合う面に凹みを設けて太陽電池セルを斜めに挿入して空間を設けることで日光を取り入れ、日中の消灯を促す。
【0010】
 2枚のガラスは1枚ずつゴム組成物ビートで囲み、ガラスとガラスとの間に若干の隙間を生じさせることにより、放熱する隙間とし、立ったままの姿勢で太陽電池セルと配線が抜き差しできる隙間とし、簡単に分別しやすい隙間とする。
【考案の効果】
【0011】
 上述の様に、本考案の太陽光発電付きサッシは地球温暖化防止に繋がり、環境意識を高め、電気代の削減に繋がるだけでなく、心の満足感にも繋がり、かつ日光も取り入れながらプライバシーにも配慮するため、より自然を感じる住環境を創る。ポータブル電源は持ち運びができるため、災害時の備えやキャンプ時にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本考案のサッシの正面図である。
【図2】サッシの断面図である。
【図3】ボックスの模式図である。
【図4】テーブルタップの立体図である。
【図5】ボックスにあるテーブルタップはめ込み口の模式図である。

【考案を実施するための形態】
【0013】
 受光面の透明なガラスと室内面の曇りガラスが向き合う面に複数の凹みを設け、その間の凹みに傾けた太陽電池セルを差し込む。配線を太陽電池セルごとに一つずつ繋げ、チャージコントローラー及び蓄電池及び正弦波インバーターを備えたポータブル電源に連動させて、下部の固定されたボックスに収納する。そこから電源プラグでテーブルタップに繋げることで室内に電気を送り、ボックスに装着できるテーブルタップはわずかに回転させることで取り外し可能で、延長コードを備えているため、部屋の奥でも利用できる。

【実施例】
【0014】
 以下、添付図面に従って実施例を説明する。1はサッシ、2は受光面の透明ガラス、3
は室内面の曇りガラスで、向き合う面に2a、3aの凹みを太陽光の当たりやすい角度、かつ室内に日光が取り込める幅で設け、4の太陽電池セルを差し込む。5はビートで太陽電
池セル4を固定し、抜去も可能とする。6は配線、7はポータブル電源でボックス8に収納する。9はテーブルタップ、10は電源プラグ、11は延長コードで、ポータブル電源7に電源プラグ10を結合させる。7aはチャージコントローラー、7bは正弦波インバーター、7cは蓄電池。テーブルタップ9の装着方法は、テーブルタップ9に栓12と穴13を設けて、はめ込み口14に挿入させ、右に回して刃受ばね15に固定する。
【符号の説明】
【0015】
1  サッシ
2  透明ガラス
3  曇りガラス
4  太陽電池セル
5  ビート
6  配線
7  ポータブル電源
8  ボックス
9  テーブルタップ
10 電源プラグ
11 延長コード
12 栓
13 穴
14 はめ込み口
15 刃受ばね

【図面】 
 【図1】

【図2】                            

【図3】

【図4】

 

【図5】    



☆彡特許情報プラットフォーム

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-3238472/4370FEF11118E85 CB2535035043ED23F2CA361E15198CC83F855B4B2C6412568/25/ja