資源エネルギー庁によると、水力発電の2020年の電源別発電コスト試算結果は、
小水力25.3円/kWh、中水力10.9円/kWh。どちらも設備利用率60%、稼働年数40年。
流れている水をそのまま使おうとしている中で、設備利用率を60%とするのは、少ないと思います。
私は、水力発電で大事なのは、これからより、既存の揚水発電をいかに使うかだと思います。
揚水発電は、ダムを上と下に造り、夜間の電力を使って下から上に水をくみ上げ、昼間に水を上から下に落とす方法です。
揚水発電は設備利用率3%程度。
しかし、コストも同様、資源エネルギー庁の情報としては、よくわかりませんでした。
規模も個別に電力会社で公開していますが、国としては、まとめられていない様子です。
ネットの情報では、1930年代から作られ始め、古い施設が多いようですが、利用率が上がれば、コストは自然に安くなります。
原発で余った電力を使いたかったようですが、現状では、火力を使っているのか、再生可能エネルギーなのかよくわからず、イメージもはっきりしません。
場当たり的に使うため、難しいのもわかりますが、少なくとも、火力を使っているとするなら、地球温暖化防止に貢献しているとは言えないです。
最近では、一部、太陽光発電も施設に利用しているようですが、100%再生可能エネルギーにするのが望ましいと思います。
イメージとしては、夜間、余った風力発電の電力で水をくみ上げ、日中は太陽光発電で水を落とす・・・。
2022年の3月、電力が逼迫したときは、揚水発電が日本を救ったようですが、それだけ容量があるなら、毎日、可能な限り施設を利用する方が、より効率的です。
他の方法のダムも揚水式に変えられるものなら変えた方が手っ取り早いと思います。
石炭火力や石油火力を新設するのは止めて、夜間にも発電してくれる風力発電で水をくみ上げて、日中、水力発電に使うのが、地球に優しいと考えます。
電力会社は、自分たちで風力発電を設置すれば調整もしやすいのではないでしょうか。
昼と夜を考えながら、エネルギーを組み合わせて欲しいです。